[古書店] 高原書店が閉店… (2019.05)

いまでは古本屋というとBOOK・OFFのような綺麗な古書店が一般的ですが、昔の古書店というと狭い店内、古書の匂いが漂う独特な空間でした。

まったく整理されていない書棚やワゴンに無造作に積まれた古い本。当時中学生だったぼくは、ご多分に漏れず中二病を発症していてサブカル、オカルト書籍を漁りに書店巡りをしたものです。

古本といえば神保町が有名ですが、それぞれの書店が特色を持ち希少本を扱っている為か、全体的に高価だったのです(中学生のぼくには手が出ない本が多かった)。しかし、街の古書店では雑多なジャンルで希少本だろうが、書き込みがしてあろうが、低価格で投げ売り状態なお店が多かった覚えがあります。

そのゴミ山(失礼!)の中から掘り出し物を見つけるのも楽しかった思い出です。

高原書店の思い出

ぼくが育った場所のすぐ近くに、東京都町田市という東京郊外の都市があります。隣町に住んでいたのですが、町田までは自転車で2,30分。中学生には手頃な遊び場でした。

そんな町田駅前に、「高原書店」は店を構えていました(当時)。「ミドリヤビル」が建て替えられた跡の「POPビル」の・・・たしか3Fと4Fだったかなぁ? 2フロアを占有している大きな古書店が「高原書店」だったのです。

どんな本を買ったかはもうあまり覚えていませんし、ほとんど手元には残っていませんが、アレイスタークロウリーの著作や、H.P.ラヴクラフトの本を初めて買ったのは、移転前の高原書店だったはず。

ロジャー・ペンローズの「皇帝の新しい心」も高原書店で購入した覚えがあります(こちらは大学時代だったと思います)

大学進学後は町田駅を通らなくなった為、めっきりと高原書店から足が遠のいてしまい、その後、20年近く思い出すこともありませんでした。

それが、5,6年前に高原書店まで徒歩10分ほどの場所に引っ越ししてきました!

毎月通ってた!

高原書店は、毎月1日~10日に「ワゴンの中半額セール」をやっていたのです。ワゴンには雑多な書籍が積まれていて、そこをひっくり返して宝探しをするのです。

この辺りの本は、たぶんワゴン半額セールで購入した本だと思います。ぱっと見るだけで、いろいろなジャンルの本があった事が想像できると思います。ワゴンの中は通常時で100円なので、セール期間は50円/冊です。

もちろん、お店を訪れるとワゴンしか見ないわけではないので、いろんな本を買いました。手元に残してある中で思い出深い本を並べると

G.E.Bは、日本語訳を持っているのでむむむ?という箇所を原書を参照するのに便利かなと購入しました(安かったので・・・)

4月頃から臨時休業の札が・・そしてついに。

4月のワゴンセールには、予定があって行かれず、5月のゴールデンウィークに出かけた時は、「臨時休業」の張り紙が入り口前に貼ってあり、あまり人の出入りが無い感じでした。なにかあったのかしら?と心配していました。

昨日(2019.05.18)に店の前を通りかかると・・・ついになんとまぁ。

あぁぁ、割とお客さんも来ていたし、ネット通販も好調そうに見えたのになぁ。

昔からお世話になった古書店が閉店されてしまうのはとても残念です。

高原書店のWebPageには、まだなにも書かれていません(2019.05.19現在)

ただ、昔から思ってたことなのですが、高原書店は本に「愛が無かった」なぁと。

本を汚しながら読む人にとても嫌悪感を抱く人がいます。ぼくも本は好きですから、できれば汚さずに読みたい派です。が、しかし、古書店ですから、汚れていたり、水がかかってヨレヨレになっているのは仕方ありません。その本に書かれている事を読むことができればそれでいいのです。

ただし、わざわざ汚す事は断固反対です。最近の高原書店では値札の貼り方がひどかったのです。POPビルにあった頃は、柔らかい鉛筆で書かれていたと思うんですけどねぇ。

  • 粘着力が残る値札シールを貼っている。綺麗に剥がそうとしても糊が残ってしまう
  • ビニールカバーをしているような割と高価に本でも、値札を糊でべったりと貼り付ける。もちろん剥がすと、本にも傷が付く。

この2点に関しては、いつも残念に思っていました。

お店の入り口には、令和元年5月8日付けの破産告知書が貼られていました。徳島県に倉庫もあるそうですし、もし、また古書店を開店する事があるのなら、是非、値札の貼り方を改善して再出発して欲しいものです。

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