お部屋の掃除をして発掘されたゴミ(失礼!)の記録をしていくコーナーです。 古い電子機器は壊れている事が多いのに、なぜか捨てられなくて段ボールにしまい込まれていました。捨てる前に、写真とともに軽く思い出話を書いてみます。
2000年代中頃、FONというWiFiサービスが日本に上陸しました。
いまでこそ街中にWiFiスポットが多数設置され、お互いに電波を被せあっています。しかし、当時はまだ街中にWiFi APは少なく自宅にFONルータを設置することで他の人が設置しているFON APを利用できる!というコンセプトには大いに期待したものです。
実際は個人が設置しているAPが大部分ですから、安定して利用できた経験はあまりありませんが、それでもなにか新しい事が始まってるんだ!とワクワクしていました。(自宅で契約しているISPの回線を他人に使わせるというのは規約に反する等、いろいろと問題はでていたようです)
FONルータ(FON2100E)
そうこうしているうちに、会社で展開しているWiFi網からもFONのSSIDを吐くという話が来て、手に入れた実物がこれ。
購入したのか頂いたのか、忘れてしまいましたが、登録後は自宅でしばらく運用していました。もちろん変な使い方をされると怖いのでFONルータが接続するネットワークはVLANで分離して帯域制限もかけてましたが、使われた形跡はありませんでした(笑)
なにより怖かったのがこれ。ある日ふとFON APをひっくり返してみると・・・
わかりますかね?筐体が熱で変形しています。これをみてAPを停止しました。
FONルータ(FON2405E)
2008年にiPhone 3GSを購入した時に付いてきたFONルータ。無料で配布されていました。
2000年代前半、ソフトバンクグループのYahoo! BB ADSLサービス拡大の為に、駅前でよくモデムを配っていました。その時のイメージが悪すぎて、せっかく頂いたFONルータは電源すら入れませんでした。
箱にかわいいシールが入っていました。FONの提供を始めたら見えるところに貼ってね!って事でしょう。
ところで、このFONルータですが、OpenWRTをベースにカスタマイズされているそうです。中をいじるのも楽しいかな?と思いましたが、Ethernetの口が1つだけなので・・・OpenFlow Switchとして遊ぶには力不足。というわけで、残念ながら捨てることになりました。