ゴールデンウィーク前半に痛めた腰は、それほど酷くなかった事もあり、後半にはだいぶ痛みが取れてきました。天気予報ではゴールデンウィーク後半はあまり良い天候ではない。となっていましたが、二日ほど雨が降った以外は晴天で気温もグッと上昇していました。
そんなゴールデンウィーク後半の5月5日にガマン出来ずに丹波川へ出かけてきました。まだ腰は完治していないので、なるべく歩かずに、温泉メインな感じでー
1ヶ月ぶり3回目
今年になって3回目の砂金採取です。いつも通りに夜中に出発し、道の駅到着は、午前5時。気温は、予想外の摂氏5度。
暖かいと予想していたので上着は一枚だけしか持ってきていません。とりあえず、陽が出るまで仮眠です。それにしてもGWだからなのか道の駅で車中泊(をしていると思われる)車が多いです。20台くらい停まっていました。
腰をいたわって寄場をじっくり攻めました
陽が出ると一気に気温が上昇して20度を超えました。上着一枚でまったく問題ありません。安心して10:30頃に道の駅を車で出発しました。GWだからなのか?すでに道の駅入り口には駐車待ちの車の列ができています。みんな朝から温泉?野菜を買いに来てるの?
さて、今日は昨年みつけた寄場に腰を据えてじっくり掃除します。
この寄場は、大きな岩の下流側に砂が堆積していてその砂をどけていくと岩盤が出てその細かい溝に金属ゴミがギッシリ詰まっているのです。金属ゴミを丁寧により分けていくとたまにキラっと光る物が!この瞬間のために通っているようなものです。「砂金の煌めき」で砂金掘り師さんが書かれているように、「メガネで見つける煌めきが楽しい」という言葉に激しく同意なのです。
お昼には1時間ほどお昼寝をして、陽の当たる暖かく静かな河原で砂金を掘り、青空を眺め、15時まで4時間ほど自然を満喫しました。
釣り師の方とお話
川から上がったところで濡れた道具を乾かしていると、少し前に川から上がっていた釣り師さんが近づいて来ます。ドキドキして挙動不審になっていると
「よく来てますよね、どうですか?採れますか?」
とぼくが何をしているのかご存知なようです。この川の別な場所で砂金を集めていた方を知っているそうで、何をしているのかすぐ分かったそうです。砂金のお話やお魚の話、川の話。普段、釣り人とは挨拶する程度なので(理由はいわずもがな)、ここぞとばかりにいろいろ質問してみました。
「のめこい湯」ができる前、かれこれ何十年も丹波川に通っているそうで、さすがに詳しい。
- 昔と今では川の流れが違うこと
たしかに言われてみれば、確かに昔の川の流れの形跡が確認できる。砂金壺はきっと昔の流れに作られていただろうから、埋もれているんだろなぁ - 堆積の移り変わり
丹波の山はもろいので堆積が多いが、ここ十年でかなり堆積が増した。川が浅くなっていて、淵が減っている(お魚も砂金も採りにくくなります) - 川の流速の違い
一般的にいってカーブの内側では流速が下がる。だけれど、水面だけ見ていてはダメ。水面は速くても川底は遅い地形が存在している。お魚はそんなところで休憩するんだ(砂金も溜まりそうですね)
ターゲットは異なれどフィールドは同じ。共通の話題は多く、楽しいひとときでした。
最後に、昔からずっと疑問に思っていた事を聞いてみました。
Q: 沢を遡行していくと絶対に魚が上れないような10mを超える滝の上にも魚がいるのだけれど、あれは鳥が運んだりしているんでしょーか?それとも体力のある個体が上っている?
A: 大昔から源頭部で独自の生態系を作っている集団がいる場合もあるが、丹波山周辺では、おそらく人間が持ち込んでいるんだと思います。
あぁぁぁ。聞かなければ良かったかも(笑
「丹波川 その16」への1件のフィードバック