ステイホーム週間で自宅の掃除をする人が増え、家庭ごみの量が増加しているそうです。ぼくもご多分に漏れず、部屋の掃除なぞしております。
年始に購入した自炊セット(裁断機とスキャナー)のおかげで、部屋からかなり本が減り、居心地がだいぶ良くなってきました!
あともう一息、ガラクタも処分してしまおう!と開かずの箱を開け始めました。
Visor Prism
今から20年くらい前、パカパカと開閉するガラケー全盛の時代にPDA(携帯情報端末)と呼ばれるガジェットが新しもの好きの人々の間で流行していました。
ひとことで表現すれば「電子システム手帳」です。
代表的なPDAに、Palmという製品があります。その名の通り
- 手のひらにしっくりと収まるサイズ
- その当時珍しかったタッチパネルのUI
- Palm OS用で動くツールを自作可能
と、マニア心をくすぐる一品でした。
この写真は、Visor Prismという名前で、Palm互換製品です。他のPalmシリーズは白黒液晶でしたが、Visor Prismにはなんとカラー液晶が搭載されていたのです。
今では想像しにくいのですが「電子システム手帳」なので、データ管理はPC上で行い、PalmとはUSB経由でデータを同期して使います。ネットには接続できないのです。
しかし、Palmの拡張スロットに「モバイルPHSカード」を挿すとネットにつながるんです。うらやましかった。
しかし、その当時、PCMCIAのPHSデータ通信カードをノートPC用に契約していたので2回線はちょっと。。。と購入を見送ったのを覚えています。
PDAを何に使うのか
さて、このVisorを何に使ったのか?と問われると、あまり記憶がなくて・・・
スペインへ出張した時、メモ代わりに使ったのが唯一の思い出です。
今、久しぶりに手に取ってみると(Palmだけに!)、手の平にしっくりと馴染みます。とっても持ちやすい。今のスマホは薄くて素晴らしいのだけれど、ぼくにはVisorくらいの厚さが好みです。
画面サイズを比べてみると、縦は、iPhone6s(4.7inch)の半分くらいですが、幅はほとんど同じ。
今から20年前の2000年、すでにVisorは携帯端末として(サイズ的には)完成の域に達していたのではないか。としみじみと思います。
残念ながら・・
充電されるかな?もしかしたら動いたりして!?と期待つつクレードルに挿してみましたが、充電されている気配はありません。
もちろん電源スイッチを押しても反応はありません。
残念ながらゴミ箱行きですが、思い出の品なので写真を撮ってblogに記録してみました。
Li電池が完全放電しているので、いったん電池を外して、別の充電器で充電します。その後に戻せば、クレードルで充電できるはずです。電池が故障していれば、新しい電池に交換すればOKです。ゴミ箱は残念でした。