お部屋の掃除をして発掘されたゴミ(失礼!)の記録をしていくコーナーです。
古い電子機器は壊れている事が多いのに、なぜか捨てられなくて段ボールにしまい込まれていました。捨てる前に、写真とともに軽く思い出話を書いてみます。
2004年の事業買収によりIBMからLenovoへ製造元が変わりましたが、ThinkPadというブランドのNotePCがあります。
最近の製品はよく知らないのですが、全体的な特徴として少し重量はあるけれども堅牢な作り、そしてなによりキーボードがしっかりしていました。キー入力がしやすく、トラックポイントも使いやすかったので現場では人気がありました。今はどこへいってもMacbookが多い気がします。
2000年の秋にインターネット業界へ転職をして、現場持ち出し用に購入したNotePCがこの Thinkpad iSeries 1124でした。B5サイズで1.5Kg位。
当時は、データセンタでネットワーク敷設作業などで持ち歩く事が多かったので、こんなところに注目して選んだ覚えがあります。
- なるべく小さなもの
- バッテリー駆動時間が長いもの
- シリアルポートが付いていること
背面にはシリアルポート, パラレルポート, 15PinアナログVGAポートが見えます。
側面には、USB port, PS/2 port, Modem, Ether port、PCMCIA Card slot, IBMの外部I/Fポートが見えます。
Thinkpad iSeries 1124の型番は、2609でモデル名は、93Jでした。側面に付いているModemとEtherポートはガワだけで使えなかった気がします。なので、こんなPCMCIAのFastEtherカードを持ち歩いていました。
下2枚はFastEther, 上2枚は無線LANカードですね。なんで似たようなカードを複数持っていたのかは不明です 🙂
スペックは、今の時代から考えると、単位を間違えているんじゃない?と思うほどの数字です。
- CPU: Pemtium 3/500MHz
- メインメモリ: 64MB
- HDD: 20GB
- Windows 2000
メモリ 64MBでよくwindowsが動いていたものです。
ThinkPad iSeries 1124の思い出
古いNotePCやLaptop workstation(Tadpole SPARC book!)は所有していたものの、どれも骨董品級で仕事で使うような機械ではありませんでした。
転職したし仕事用だから!と奮発して当時まだ元気だったJ&P(上新電機)で購入して嬉しかったのを覚えています。深夜のデータセンタでネットワーク構築をこのPCでしたのを思い出すと、歳とったなぁなんて思います。
プリインストールされていたWindosMeはネットワークアドレスを変更するとWindowsのリブートを要求されるので、Windows 2000に入れ替えていました。
インターネットサービスは、24時間止まりません。なので、どこにいても障害対応できるようにAir-H”も契約していました。Air-H”というのは、PHSベースのデータ通信サービスで、あの当時はPCM-CIAカードで提供されていました。今で言うところのモバイルルータです。
どっかにあるかなぁ?と探したのですが、Air-H”は見つからず。。。流石に捨てたか?と思っていると、かわりに KDDIのデータ通信サービスカードが出てきました(すっかり忘れていました)
このThinkPadの次にX31というThinkPadを購入した後に、Lenovoに買われたことでPanasonicのLet’s Noteへ乗り換えてしまいました。
ThinkPad は小さくても打ちやすいキーボードに堅牢な筐体、そしてなにより赤ポチ(ポインティングデバイス)が素晴らしい名機でした。