丹波川 その02@2021.07.17

夏到来!梅雨が明けました!東京では徐々に新型コロナ感染者が増えてきていますが、我慢できずに丹波川で水遊びをしてきました。

この記事の内容は、2021年07月17日のものとなります。記事を書いている08月24日現在、第5波が到来し東京都知事から「制御不能な状況」という発言まで飛び出していて、まだワクチンを摂取していない僕はお家で引きこもりな休日を送っています。

前回、3/31に丹波川の下流で遊んだので4ヶ月ぶりです。川の様子がどのくらい変わっているのか気になります。というわけで、上流部から少しずつ川の様子をみながら下る事にしました。

早朝出発

以前なら前日入りしていたところですが、近頃では深夜に起きているのが辛くなってきて4時起きの5時出発です。

現着は7時頃。外気温は18度。涼しい!日中はさすがに丹波山村でも30度を超えてきますが、朝晩は涼しく、こんな気候の土地でリモートワークできたらいいのになぁ。と来るたびに思います。

新しい取り組みとして丹波山村ではワーケーション事業を始めるそうです。いいなぁ。早起きして砂金取りの朝活とかできちゃうじゃん(笑)


自宅を早朝に出発するメリットは、現地についてすぐ砂金掘りを始められること。7時はすっかり太陽が昇り暑くなり始める時間です。

まずは上流から

しばらく丹波川でしっかり掘っていないので、上流部から新しい盤が出ていないかを眺めつつ下っていくことにします。

黒川鶏冠山金山沢

この沢は、その名の通り黒川金山の辺りから流れ出している沢で、昔は砂金が採れたという話もあったそうですが、今までの実績は粉のみ。

さすが梅雨明け直後、雲一つ無く快晴です。気温はどんどん上昇中。ささっと準備して沢へ入ります。この辺りも梅雨末期の豪雨ではかなりの降水があったはずなので、山全体が水をたっぷりと含んでいる感じです。柳沢川と金山沢出合い付近を見ると川が白く濁っていて、当然、水量も多くけっこう危ない感じ。

一方の金山沢はそれほど増水しておらず、濁りも無し。前々からここには溜まるだろう。と目を付けていた落ち込みを2つ掘ってみましたが粉1粒という。

苔むした森の中、とても雰囲気の良い沢なのですが、やっぱり難しい沢でした。

泉昌彦氏の赤本(P.49)に、この沢で石臼を見たと書かれているので遡上してみるのも楽しいかも知れませんね。

高橋川

柳沢川-鶏冠山金山沢出合いから100mくらい下った付近で、左岸から高橋川が合流してきます。この高橋川も昔はかなり採れたという話で、何度も足を運んでいるのですが、ここの実績も1mm程度の小さな粒のみ。

久しぶりに来てみるとかなり川相が変わっています。何度か大水が出たのでしょう。今回は、時間がたっぷりあるので、スルースを引っ張り出して堆積掘りに挑戦してみました。

定番の大岩の後ろや、増水時に水をかぶるであろう堆積を掘り、スルースへ流し込みます。結構掘ったあたりで、アシナガバチに刺されました oh…ハチの毒は水溶性なので流水で洗い流すのが吉。というわけで、上を脱いで水浴びです。夏の暑い日の水浴びは格別ですね。

子供の頃からハチには何度も刺されていてアナフィラキシーショックが怖いですが、ブスっとさされたわけではなくて、チョットだけだったのですぐに腫れが引き砂金掘り続行です。

おいらん淵付近

この付近のミステリースポットといえば一番に名前が挙がる、この有名なおいらん淵は、国道411号線の一之瀬高橋トンネル開通により道路からは見えなくなりました。トンネル開通前の旧道の一部が駐車スペースになっていて、車を降り川を眺められます(おいらん淵は見えません)。ここには、いつも車が停まっていて、たぶん釣り人が川へ降りる時に停めているのでしょう。

どこから降りるのかな?とぼくも車を停めてウロウロしてみたのですが、降り口のような道は見当たりません。進入禁止のフェンスの先に降りられそうな斜面が見えますが・・・ちょっと人の目もあり降りませんでした。

仕方がないので駐車スペースから川を観察していると、良さげな盤が出ています。場所的には一之瀬川出合いよりも上流になるので、微妙といえば微妙かもしれません。

写真の右上隅辺り(丁度日陰です)に釣り人が二人写っていますね 🙂

村営釣り場

お昼のおにぎりを食べに村営釣り場までやってきました。2019年の台風19号が来るまでは、いい感じに採れていた場所です。しかし、寄せてる場所がごっそり削れたり埋まったりで、すっかりお昼休憩所になってしまいました。

木陰でボーっとおにぎりをかじっていると、BBQの良いにおいが。たまりません。釣堀りも盛況なようで、みんな楽しそうです。イイナー

保之瀬

上流がダメなら下流へ。とはいっても、下流へ行き過ぎると堆積が厚くなるのが丹波川の特徴です。保之瀬付近はわりと良いと思っていたのですが、釣り人多し!狭い集落なのになぁ。

釣り人がいる所で砂金掘りをすると迷惑(っぽい)ので、隅の方へ・・・掘りたい場所には、ずっと粘っている釣り人が居て近寄れません。うーむ。

こんなに人が多いと、渡渉するのにも気を使います。前日まで雨が降っていた為か、川は少し濁りがあり水位も高めです。

えいえいと川を渡って、釣り人の居ない場所で水に浸かりながらメガネで水遊びです。本当はもっと上流へ行きたかったのですが、水位が高くて諦めました。この水流の速さで太ももまで水が来るとキツいです。

今日は粉以外の砂金を見てないなーと気づいてしまって、なんとかここで一粒!と頑張ってみると、ようやくキラっと(1mmくらいですが・・・)

車を停めた場所へ戻ってみるも、掘りたい場所にはまだ釣り人が頑張ってます。暑いし日焼けが痛いので、今日はこれで終わり!

のめこい湯

このご時世、温泉に入って良いものかどうか迷ったのですが、せっかく来たので寄ることにしました。早く帰っても渋滞にハマって時間かかるし、丹波山村でのんびりする事に決定。

のめこい湯に入るのは本当に久しぶりです。調べてみると去年の11月28日に入ったのが最後でした。半年以上来てなかったんだなぁ。

まず入館して気づくのが、入浴発券機が変わっていること。そういえば、今年の3月頃にシステム入れ替えで休業していたのを思い出しました。全体のシステムも入れ替えたのか「丹波山ポイントカード」が変更になりました。旧カードからポイントを移行してもらうと・・・大分ポイントが貯まったなぁ 🙂

以前のカードのほうが良かったです。この薄いペラペラなカードは街でよく見かけるけど安っぽくてあまり好きではありません。

いつもどおり「天ぷらもりそば」を食べてからのんびりお湯を堪能しました。入浴した時間が遅かった事もあり、館内は割と空いていて18時50分頃退館しました。

道の駅たばやま

すぐに帰っても良いのですが、この時間だと市街地で渋滞にハマってしまうので、しばし丹波山の夕暮れを堪能です。

久しぶりに来たので、新しいチラシとかないかなー?とウロウロしていると

丹波山のおいしい水 雲取の水!?

のめこい湯で売ってた水はコレか!どれどれ?と自販機を見ると、売り切れ。どこで水詰めているんだろう?と気になります。次回来た時に購入するつもり。

こんな張り紙もありました。

「道の駅たばやま」で見かけたことがあるのは、駐車場にテーブルを出してそのまま寝ちゃうグループ、タープを張って宴会しているグループ、屋根の下でテントを張るグループ。道の駅の敷地内で火を焚くのは消防法の観点から禁止というのは知っていましたが、ほかにもかなり厳しくなったようです。放置車両の見回り強化は、駐車場で自殺者が出た事が理由の一つなのでしょう。

といっているそばから川が見える側のスペース(※ 駐車場ではない)で、濡れものを干し、テントを張り、ベンチを占領して宴会をしているグループが現れました 🙂

21時頃でしょうか、道の駅のスタッフの方が見回りを始めたので、注意するのかな?警察呼ぶのかな?と様子をみていると、なんとスルーしてました(笑)

そうこうしているうちに 22:30頃になりましたので、ゆっくりと自宅へ向かって出発です。

クワガタ採集の人々

この時間になると、国道411号線を走る車の数はめっきりと減り、地元の(と思われる)方や走り屋さんと、たまーにすれ違う程度です。

ふと前方にハザードをつけて停まっている車を発見。たまに事故や脱輪している車がいるので徐行しつつ近づくと、男性二人が強力な懐中電灯を手にして側溝で何かを探しているご様子。トラブルではなさそうなので、そのまま通過してしばらくいくと、またまたハザードを付けた車と数人のライトを手にした人が立っています。

なにをしているんだろう?と思いつつ通過。その先にまたハザードと懐中電灯を持った人が。今日はなにかあるのか!?と徐行し近づくと、木を蹴飛ばしています。

それを見て一瞬で理解です。ぼくも昔よくやりました。これはクワガタ採集の人々です。そういえば先日、Hさんと砂金を掘りながら「最近はクワガタやカブトムシはお店やネットで買う時代なのだ」という話をしたばかりだったのです。

結局、奥多摩湖付近へ降りるまでに5台のクワガタ採りの車を見かけました。獲っている人々の中に子供はおらず、大人が車でわざわざ来る理由となる程度に高く売れるものなのかなぁ。売れるんだろうな、きっと。

峰谷橋で事故

普段、深夜の国道411号線は車がほとんど通らず、鹿や猿、ウサギと出会う回数の方が多いでは?と思うほど静かなものです。が、この日はなんと奥多摩湖湖畔を通過中に前方で渋滞!?を発見。こんな時間に渋滞ということは事故かしら・・・

今まで何度か事故は見かけていますが、完全に通行を止めているという事は大きな事故?とドキドキしながら、様子を見ていると青い車がひっくり返ってました。橋の上なので、湖に落下しなくて本当に良かった。

これはtwitterで流れていた写真をたまたま保存していた物です。ですが、元記事が分からなくなってしまい、引用という形で掲載できません。もしこの写真の使用に問題があれば、ご連絡下さい。画像を削除致します。

翌日、上記事故があった峰谷橋近くで土砂崩れ。当日は、山全体が湿っていて、山中で穴を掘ると水がしみ出してくる。そんな体験をしました。

次から、そのような山が湿っている日は、気をつけようと思いました。

最後に

新型コロナによる非常事態宣言の合間を縫っての丹波川砂金取り行でしたが、久しぶりに夏の暑さと川の冷たさを堪能できました。

砂金は採れませんでしたが、2019年の台風以来、採れない日々が続いているので水遊びができただけで大満足です。


この記事を書いている8/24日現在、新型コロナウイルス蔓延の第5波が来ていて、とても出かけられるような状況にありません。

この状況が収束しまた丹波山村へ安心して出かけられるようになる日が、早く来ることを願っています。

 

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