先に紹介した、瓜生卓造が多摩川源流を語る三部作の最終巻である。近所の古書店のワゴンで購入した為、カバー無し。
ぼくにとっての奥多摩町は?としばし考えてみると、昔は登山する為の入り口(奥多摩駅のバス停で野宿したり…)、今では途中通過するだけの町(失礼…)となってしまっている。
(※たまに丹三郎のお蕎麦屋へ行きます)
興味なさそうなのになぜこの本を?と思われる向きもあるかもしれないが、以前丹波山村でお会いした釣りメインだけど砂金も掘る方から、奥多摩で砂金を掘っている人がいると伺った事があり、砂金の話題も出るかもしれないという期待からこの本を手にとってみた。
残念ながら、砂金も金山の話題も載っておらず、少々詩的過ぎる文章を斜め読みして終わってしまった。印象的だったキーワードをいくつか挙げておく。
- ダム建設の光と影
- 石灰石
- 鍾乳洞
- 貧富の差
- 檜の門松
- 尾裂狐(管狐、いわゆる狐憑き)
書籍データ
書名: 奥多摩町異聞
著者: 瓜生卓造
出版社: 東京書籍
昭和57年 5月 1日発行
目次
第一章: 山峡慕情
第二章: 氷川今昔
第三章: 日原探訪
第四章: 湖畔雑詠