龍喰谷に金山があったという事は、以前の記事(龍喰谷 その1)で書いた通りです。
いくつかの文献では、龍喰谷右岸、金場沢付近にあったような書き方をしてあります。しかし、別の文献にもう少し上流域にあったという記述も見つけました。
記事(龍喰谷 その1)の中で、龍喰谷右岸にある坑道と思われる穴の写真を貼りましたが、別の文献にもあるように他にも坑道があったのでしょう。龍喰金山とは龍喰谷周辺に広く分布していたのかもしれませんね。
資料をいくつかあたってみても黒川金山周辺にある金山という流れで紹介されているのみで、具体的な場所を見つける事はできませんでした。
ところで龍喰谷周辺の地名を調べると、鉱山に関係がありそうな名前がいくつかでてきます。
- 金場沢 (右岸)
- セイレンバ尾根 (右岸)
- 精錬場尾根 (左岸)
- 精錬場の滝
金場沢
ガイド本にもよるのですが、F2とF3間へ右岸から滝になって流れ込む沢です。
写真は、滝となって合流してくる金場沢を竜喰谷から見上げたところです。
先の記事に載せた坑道が近くにあります。
※ 金場沢沿いで見つけたわけではありません
ただし、金山を閉山する際は、坑口を岩などで塞ぐというのがルールであったとしている文献もあり、今ぽっかりと口を開けているのは昔の坑道ではなく近年開発の穴なのかもしれません。滝となっている龍喰谷との合流点から30mほど上流あたり、クマ笹の藪になっていますが、いまでもテラス跡を確認する事ができます。
前回竜喰谷で砂金を採ることができなかったので、リベンジしたいなーと思ってます。