[書籍] 樹海考

amazonの書評でわりと好評だったので読んでみました。

著者の村田らむ氏は、サブカル系ライターで樹海徘徊歴20年のベテランとの事でしたので、かなり期待していたのですが・・・久しぶりのがっかり本でした。

がっかり要素は以下の5点

  • 同じ話が繰り返し語られる
  • 樹海歴20年という割に掘り下げが浅い
  • 行間、余白を多く取りすぎ、項数の割に文字数(情報量)が少ない
  • 好きで樹海徘徊をしているはずが、お金(記事のネタ)の為に徘徊していると何度も書かれている
  • 樹海が好きなのではなく自殺者の遺体を探して飯のネタにしたいだけ

職業:ライターなだけあって文章は読みやすい。しかし、本を開いて最初に目に入る、カバーを折り返した部分に「樹海の成立、歴史的背景から樹海に眠る廃墟、遺物、信仰(後略)」と書かれており、期待をして読み始めると途端にがっかり感に襲われます。

テーマが絞りきれてないのか、どれも中途半端。一貫しているのは、自殺者の遺体を探したいという事だけ。樹海が好きならばあんなに余白を取らずに、好きなことをぎっちり詰め込んで欲しい。

青木ヶ原樹海という限定された場所についての本なのに、大雑把な観光MAPが一枚掲載されているのみなのは、いかがなものか。読者は自分で地図を用意し読み進める必要がある。せめて樹海の中を通る遊歩道MAPくらい載せる事ができなかったのか。余白を詰めれば、自分で作った地図の2,3枚を載せることは可能でしょう。まさか、好きで20年も通っているのに自作地図を作っていないなんて事は無いでしょう。

20年という長年徘徊しているのならば、遺体だけでなくいろいろ書くことがあるはず。それとも書けない理由があるのだろうか?

何れにせよ、この内容で1705円は納得できない。この本を読むのならば、小野俊之氏の「完全樹海マニュアル」をお薦めする。
※ 完全樹海マニュアルは、以前レビューを書いています

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)