新型コロナ禍下での砂金採り(相模原市内で!)

スギ花粉の飛散量が落ち着き、気温も上昇中です。通常ならば、砂金掘りへお出かけするのに良い季節が到来!と喜んでいるハズが、去年に引き続き今年も行きたくとも行かれない状況が続いています。

「山の中だから」「川ではだれにも会わないから」という考え方もあります。確かに近くのスーパーへ日用品を買いに出るよりも人には会いません。それでもやはり、道の駅等でおトイレを借りますので、地元の方々が「来ないで欲しい」と思っているのならば、出かけないという我慢をしています。

とはいっても、この暖かいお天気の日に、じっと家の中に居るのはなかなか辛い物があります。ぼくの住んでいる市には、まん延防止等重点措置が出ていて「生活に必要な場合を除き、外出の自粛」が求められています。

※生活に必要な場合の例
医療機関への通院、食料・医薬品・生活必需品の買い出し、必要な出勤・通学、自宅近隣における屋外での運動や散歩など、生活や健康の維持のために必要なもの

特措法に基づくまん延防止等重点措置に係る神奈川県実施方針 より抜粋

自宅近隣における野外での運動」・・・市内なら近隣と言えなくもないような気がしないでもないです。そんなわけで「市内で砂金が採れそうな場所へ行ってみよう!」という自発的挑戦?にチャレンジです。

相模原市内で砂金が採れそうな場所

ぼくは「個人の特定につながるような情報をネットに書くべきではない」とすり込まれてきた世代です。facebookが「本名での登録以外は受け付けない」というスタンスでサービスを開始した頃、時代は変わったなぁと衝撃をうけました。その後、日本ではmixi等のSNSが流行し、個人的な情報をネットに載せる事にあまり抵抗の無い時代がやってきました。最近のマッチングアプリでは普通に顔写真まで載せるんだそうで驚かされます。

さて、市内縛りということで、ぼくが住んでいる「相模原市」で砂金が採れそうな場所を探してみます。

市内を流れる河川と上流の金山

相模原市は、緑区、中央区、南区の3つの区に分かれています。


相模原市ホームページより

中央区・南区

南端に沿って流れる「相模川」と北端に沿って流れる「境川」に挟まれた土地で、相模川が作った河岸段丘になっています。基本的に平坦な土地で、相模原の名前の通り、昔は草原だったそうです。

地質的には、ほぼ全域が堆積物で埋まっていて地表に出ている鉱脈は期待できません。河岸段丘といえば柴金ですが、なんかそういう感じの場所じゃないです。それに、近年水質が改善されつつあると言われてますが、川はまだまだ汚いです。

緑区

一方、緑区は2007年(平成19年)から2008年にかけて津久井、相模湖、城山、藤野と合併した地域を含み、元々の相模原市よりもずっと広い区になっています。山谷沢豊富でキャンプ場が多数営業している自然豊かな土地で地質図を調べると金鉱脈がありそうな場所もいくつか見られます。

また、流れている河川は、基本的に相模川へ合流してします(境川は合流しません)。河川の水の流れ方は、大きく以下のように分けることができます。

  1. 東京都町田市相原付近から流れ出し江ノ島付近で相模湾へ注ぐ(境川)
  2. 東丹沢から流れ出し宮ヶ瀬湖を経由し厚木市付近で相模川に合流(早戸川,中津川)
  3. 山梨県上野原付近から流れ出し相模湖上流で相模川に合流(秋山川)
  4. 山梨県山伏峠付近から流れ出し津久井湖上流で相模川に合流(道志川)

河川の考察

1. 境川

境川の源流はお隣東京都町田市にあり、源流近くには町田市営のキャンプ場がここで砂金が採れそうならば良かったのですが、残念ながら付近に金鉱脈ができそうな地質は見当たりません。それに金山があったという話も聞いた事がありません。

境川源流付近は、ほぼ全域が砂岩と堆積物で構成されているようです。

2.宮ヶ瀬湖へ流れ込む河川

宮ヶ瀬湖(宮ヶ瀬ダム)に入り、流れ出していく中津川は相模原市ではなく清川村に属しているのですが、宮ヶ瀬湖へ流れ込む他のいくつかの河川は相模原市に属しています。

子供の頃によく連れて行ってもらった早戸川渓谷上流には、地質図を見ると石英閃緑岩が顔を出している場所があります。

東丹沢には昔金山があったとそうです。ネットで検索をすると、坑道探索をされている方のblogがいくつかヒットします。周辺には、いくつか金に関係しそうな名前を見つけられます。

金沢、金山沢、金林沢、女郎小屋ノ沢、etc

「金山」というのは金属が産出される鉱山全般の呼び名ですから、確実に金鉱脈があったというのはわかりません。しかし、金が出そうな地質である事は確かです。

ここで問題がひとつ。

この一体は、春から秋にかけてはヤマビルの大量発生地なのです。もう20年くらい近づいていませんが、30年ほど前、梅雨の時期に丹沢三峰を通り宮ヶ瀬へ降りたことがあります。被害甚大。ズボンは真っ赤。恐ろしく思ったのを覚えてます。

というわけで、ここはパス。行くなら晩秋か初冬あたりかしら。

3. 秋山川

相模原市のお隣、山梨県上野原市を源流とする秋山川は、大月方面から流れてくる相模川にJR中央線藤野駅付近で合流します。秋山川支流には金山金山跡があります。付近には金山、金山峠とそれらしい地名も散見されます。

この金山金山跡には、私設の史料館があったりと楽しめるのですが、すぐ近くに産業廃棄物処理業者の敷地があり川へ廃油が流れだしていて、あまり水がきれいではありません。河原の砂を踏むと油が浮いてきたりとちょっと・・・

産廃業者の敷地から上流へ行けば、よいのかな?

もうひとつ問題があって、同じ市内といえどもぼくの住んでいるところから遠いんです。普段生活しているところからは、1時間半から2時間。距離にして50Km。近い場所へ前日入りしても、1時間程度はかかりそう。うーん。

4. 道志川

東京オリンピックの自転車ロードレースコースにもなっている、通称「道志道」と平行して流れる、山梨県の山伏峠を源流として相模湖と津久井湖の間辺りで相模川へ合流する河川です。

ちょうど丹沢の北側を流れるので丹沢北面(裏丹沢と呼ばれます)の水を集めています。西丹沢にも昔稼働していた金鉱山がありました。知られている鉱山跡は丹沢南面にありますが、地質的には北斜面にも広がっています。

それよりなにより、湯之奥金山博物館の砂金展示に道志川の砂金が並んでいたのです。

そしてこの川は自宅から近いのです。普段生活している場所からは25Km、1時間位で到着です。というわけで、相模原市の道志川で砂金採りをしてみる事にしました。

砂金はダムを越えるのか?

ターゲットの河川を決めたら、次はどの場所で掘るか?を決めなくてはなりません。上流に金脈があったとしても、寄場で掘らないと徒労に終わってしまいます。

1に寄場、2に寄場、3,4無くて、5は時の運なのです。
※ 個人の感想です

日本の河川には大なり小なり堰が築かれています。下からは見えないような源頭部にさえも立派な砂防ダムが現れて驚かされる事が多いです。どうやって工事するのだろう?と常々疑問に思っていたところ、とある山奥で工事をしているところに出くわし現場の方に質問する機会がありました。

林道から山の上にある工事現場まで「索道」を作り、重機をバラして運び込んでいました。終わったらハゲた場所を原状復帰して工事完了だそうです。

話が脱線しました。砂防ダムのような小さな堰ならば大水が出たときなど砂金は越えられそうです。しかし、巨大な貯水ダムを越えることができるのでしょうか?

確かに巨大なダムの下流でも砂金が採れる場所はあります。しかし、その砂金はダムができてから供給されたのでしょうか?それとも、ダムができる前に柴金として堆積した砂金なのでしょうか?

ぼくが普段、砂金採りをしている丹波川は小河内ダムの上流にあたりますのでこのような悩みは無かったのですが・・・

道志川にはダムがある

道志川にも昭和30年(1955年)に作られた古いダムが存在します。奥相模湖(道志ダム)という名称なので、道志道から少し離れた場所にある為か相模原市民でも知らない人が居たりする程度の知名度です。

上で調べた地質図を読むと金山乗越(かなやまのっこし)辺りから流れてくる神之川は、奥相模湖よりも上流で道志川に合流しています。更に西丹沢の世附付近の裏側も奥相模湖よりもずっとずっと上流です。

ということは、新しい供給を狙うならば奥相模湖よりも上流を。しかし、ダムよりも下流だとしても、柴金または、柴金を供給源とする砂金が採れるかもしれませんね。

Google Earthで場所を探す

実は、ぼく、道志川周辺の土地勘がゼロなのです。というのも、子供の頃に遊びに出かけていた川は、境川と相模川。がんばって遠出しても中津川までで、道志川へはほとんど出かけた事がありません。小学生の頃に道志村のキャンプ場へ林間学校へ出かけた程度です。

高校大学時代は、丹沢へ登ることに興味が向いていて、神之川で水遊びする程度。道志川はよく知らないのです。

航空写真や地図を見る限りだと、奥相模湖より上流の河原はどこもキャンプ場が占有しているようで、入っても良い河原がわかりません。

というわけで、奥相模湖より下流で砂金採りができそうな場所をGoogle Earthで探します。下のような項目をチェックしながら、車で行きやすい場所を選んでいきます。

    • 教科書通りのカーブの内側とその堆積具合
    • 掘りやすそうな消波ブロックがあるか?
    • 大岩や盤は出ているか?
    • 橋桁などの障害物は?

なんとか別宅から15分程度の所に、良さそうな場所を見つけることができました。津久井湖のバックウォーターが近いのが気になりますが、ホームセンターへお買い物がてら川の様子を偵察してきました。

道志川

少し狭い道を進み河原から川を見ると、思ったよりも水が綺麗です。が、しかし、実際に川べりまで近づくと、やはり少し臭います。河原に謎の液体が溜まっていたりします。

車を置いた所から上流を見ると、カーブの内側に風化した岩盤がでています。砂金が刺さりそうですね 🙂

神之川上流部が大きく崩れた、2019年の台風時は、この岩が全て水没するくらいの水量だったそうです。上の写真で消波ブロックが散乱しているのは、その時に流されたブロックだそうです。

川の様子を軽く偵察するだけのつもりだったのですが、久しぶりの川で我慢できずに、車を止めた付近で軽く試掘してみました。

堆積は厚いものの所々に風化した盤が出ています。うーん。でも、この種類の岩はちょっと苦手。グローブを持ってこなかったので、早速手を怪我しました….

ありそうな雰囲気だったので、軽くパンニングしてみるも、粉すら出ません。溝を探してうろうろすると、あれ?なんか砂金掘りの人が掘ったような跡を発見しました。だれかのホームリバーなのかなぁ?

近くを散歩中のご老人といろいろとお話をしていて、場所移動ができなかったのと、今回は川の視察のつもりでカッチャとお皿しか持って来なかった為、砂金は採れませんでした(苔を洗って一粒粉はでました)が、次回来る時は、しっかりと準備をして大きめの溝を掃除してみたいと思います。

金属ゴミの豊富な川なので、寄場探しの練習にはいいかもしれませんね!


このページに掲載した地質図は、地質図Naviより抜粋しました。

「新型コロナ禍下での砂金採り(相模原市内で!)」への1件のフィードバック

  1. 自由に移動出来る様になりましたら丹波山の道の駅に行ってみたい!その前に伊豆の土肥金山に砂金とり体験にも行ってみたい。今は拝読させて頂きながら擬似体験です。

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