最近、何故か仕事で処理待ちをしている事が多かったりします。そんな時は調べ物などをしている事が多いのですが、たまたま開いた GPAA の Forum で面白いスレを見つけたので紹介します。
Is black sand worth anything?
一般的に black sand というと何の事なのでしょうか。黒い砂?一応、辞書を引いてみると
クロズナ
砂浜で波や海流によって重鉱物が密集した堆積物の総称
なるほど!
ところで、砂金業界で black sand と言えば砂鉄を指してそう呼ぶ事が多いと思います。金の比重は19と比べると小さいですけれど、鉄の比重も8と割と重い存在です。つまり金が寄せる場所には砂鉄も(大量に)寄せやすいということになります。そして、砂金掘り師は砂金を狙っているのですら、砂鉄は金雲母の次くらいに邪魔な存在です。砂金掘り師の人たちは、砂鉄除去器を使ったりしますよね。
というわけで、この質問なのですね。
「砂金採取の時によく見かける砂鉄に価値があるのかな?あわよくばお店で買ってくれたりするのかな?」という投稿に対し幾人か返信を書いています。
- 5ポンド単位で売ってる人がいる。磁石を作るのに使われるらしい (rare metal magnets と書かれていますが、ホントか?)
- ガラスの瓶に入れて飾ってるよ
- バラ(薔薇)は、近くに砂鉄をまくときれいな花を咲かせる
うーん。ガラスの瓶にいれて飾るのが一番実用的?薔薇云々は調べてみたところ、鉄分は確かに薔薇の光合成に必須な元素ではあるようですが、過多になってもいけないし、そもそも鉄分だけで完結するものではないようです。
そういえば、昔のタタラ場では砂鉄から鉄を作っていたそうですね。昔は価値があったのかもしれませんが、現代では(特に砂金掘り師にとっては)、邪魔以外の何ものでもないようです 🙂
浜砂金産地の場合は、時に砂鉄が盤の役割を果たしていることがある・・・ような気がします。
> garimpoさん
砂鉄の層が盤の役割りとは!場所が変われば採り方も変わるのですね。
blogを拝見していると浜砂金は重労働そうで・・・(笑
浜砂金で重労働なのは土砂の運搬ですね。 土砂を掘るのはむしろ楽なことが多いです。
運搬はベンゾーを使って省力化ですね(私は背負子が好みですが)。
砂金の量も川以上に採れる場所もありますよ(細かいのは仕方がないですが)。