夏の間は、水遊びも兼ねて、メガネ掘りをメインに砂金採取をしています。暑い夏は、水に浸かっていると涼しいですし、ぼくが主に砂金採りをしている丹波川は、水がとてもきれいなのです。
メガネ掘りは、川底を目で見て、ピンセットで摘んで採るので、結果的に摘める砂金がとれる(小さいのは見逃す)ので、結果的にも満足なのです。
さて、先日、久しぶりに、ほんとうに久しぶりにスルースボックスを引っ張り出して使ってみました。ぼくの使っているスルースボックスは、粉金も逃さずに捕まえてくれるのは良いのですが、砂鉄が大杉。砂鉄の中の粉金を集めるのはとってもしんどい作業です。
というわけで、スポイトで吸ったまま、持ち帰り家でゆっくりとより分けようかなーと思ったのですが!やっぱり面倒くさい。
砂鉄除去器の出番
そこで砂鉄除去器の出番です。メガネ掘りを始める前は、パンニング皿で草根引きをメインに活動していました。当然のことながら、砂鉄がたくさんとれるわけで、その分別に苦労していました。
そこで磁石を使って砂鉄だけ除去しようと100均で売っている物で作った事がありました。どこかに仕舞い込んだ、それを探したのですが・・・見当たらず、今回はもう少し良いものを作ろうと、100円ショップで部品を購入してきました。
吸い付けた砂鉄を、無理なく除去器から外すには、こんな形の物がいいかなー
以前は、小さなタッパーの中に磁石を入れ、吸い付けた後は、蓋をあけて、磁石を手で持ち上げていましたが、これならば、ピストンを持ち上げるだけで、砂鉄が落ちるハズ!
最近の100円ショップでは、ネオジム系強力磁石が売られています。ピストンの内径よりも小さめな物をチョイスしました。これは4つ入りで100円でした。
さて、ピストンの先に磁石をくっつける必要があります。最初は、竹筒製の水鉄砲のようなイメージでいたのですが、めんどいので先っちょのゴムを外して、直接接着します。
ピストンの先のゴムには潤滑油が薄く塗られているので、油を落としてから、サンドペーバーで軽くこすり、接着剤が入り込む傷をつけます。
同様に磁石側にも傷をつけます。
接着剤を塗ってから、ギュッと接着して完了。大きな力がかかるわけでもありませんので、剥がれない程度に接着できていれば良いでしょう。
最後にポンプの先を切って、穴になにかを詰めます。ぼくは、接着剤を厚めに盛っておきました。
使ってみる!
では、回収してきた粉金混じりの砂鉄で試してみましょう。
こんな感じに、磁石にくっつきます。あとは、パンニング皿の外で、ピストンを引けば砂鉄はそのまま落下します。
いかがでしょう?総額400円 (余った部品もあり)にしては、割といい感じなのではないでしょうか?
部品リスト
- ラージコスメティックシリマー (キャンドゥ
- 多目的強力瞬間接着剤 (キャンドゥ
- 耐水金属用サンドペーパー (キャンドゥ
- 超強力マグネット 4P (セリア
合計: 432円 (税込み)です。
海外では?
こういう道具は、きっと砂金採取がレジャーとして認知されている海外ではきっと、売られているハズ。と検索してみると、ありました!
ちなみに、砂鉄は”black sands“、砂鉄除去器は、”black sands separator“です。除去ではなく、分別、分離器という所に優しさを感じます。
amazon.comでは、安い物は10ドル弱で売られています。Amazon.co.jpでは、どうかなー?とみると、2万円超えの意味のわからない価格になってます。
amazon.comの業者さんには、日本へ出荷できるところもあるので、もしも購入する場合で、時間がかかっても良いのなら(船便のが送料が安い)、amazon.comで購入したほうがよろしいかと。
全然関係ありませんが、日本でスポイトと呼ばれている砂金採取道具は、英語では”Sniffer bottle“と呼ばれているようです。とてもピッタリの名前で妙に納得しました。
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