秋川のどこで?
東京都の西部を流れる秋川で砂金が採れる事は、よく知られています。書籍でもよく紹介されていますし、ネットでも検索すると秋川で採った方々のblogを読むことができると思います。でも、秋川といっても結構広いしどこで採れるの?と、始めた頃はもどかしく思ったものです。blogに写真を載せてくれている方の写真を元にしてどこでやったのかを推測したりもしてみました。
ぼくが最初に読んだ本には、砂金が溜まりやすい場所の探し方から、新しい産地の探し方まで載っていました。具体的な場所を書くと人が集まって地元の方に迷惑がかかる場合もあるので、あまりピンポイントでは載せられないとも。また、まだ知られていない場所を自分で推測するというのも楽しいものだと。なるほど。と納得したものです。
その本の著者は、人が集まっても問題ないと思われる場所での砂金採取の様子を載せてくれていました。たまに行く料理屋への道筋だったので、行くついでにその場所へ降りてみてこういうところで採れるのかと写真など撮った覚えがあります(結局そこでは粉しか採れませんでしたが・・・)
どうやって場所を探すの?
その本によると、砂金が採れる川を探すアプローチにはいくつかあるようですが、大きく分けると以下のようになるそうです。
- 歴史(上流に金山があったとか、砂金採取道具が伝わっている土地など)
- 地質(地質的に金鉱脈がありそうな場所)
- 地名(砂金にちなむ名前が付いている土地、川が周辺に多い)
あとは確実に採れると言われている場所の上流にある供給源も荒らされていない可能性が高いですよね。どこかから砂金が供給されているはずなので。
盆堀川
6/26(日)の日中の気温は30度を超えると天気予報が出ていたので、朝はやくに起きて丹波川の新しい砂金採りの場所を探そうと思っていたのが、起きたら10:00です(いつも通りの寝坊)
自宅から丹波山村までは約3時間の道のり。すぐに飛び出しても到着は昼過ぎです。今日の丹波山村行きは諦めたのですが、自宅にいても暑いので・・・自宅から約90分の秋川へ行くかなーとお昼すぎに出発しました。
秋川は川遊び、バーベーキューを楽しむ人達、釣り人で賑わっていました。車も停められそうにないので、少し上流にある盆堀川へ向かいました。黒茶屋という料理屋さんを目印に数馬方面へ降りて行くと盆堀川が見えてきます。
先に紹介した本によると、「掘」「盆」という文字が付く地名も金に関係している場合があると書かれていました。2文字もマッチしているとなると、秋川への供給源かもしれないなーという事で水遊びを兼ねて来てみたわけです。
川へ降りてみると鬱蒼とした木々に囲まれた小さな流れです。谷あいで陽が差しにくいのか全体的に湿っていて虫と蜘蛛の巣が多いですが、水は綺麗に澄んでいます(上流に集落があるので清流というわけではないです)
川に降りてすぐの辺りは、バーベキューをしている方々で賑わっていたので少しだけ上流へ遡ってみるとところどころに盤がでています。夏はメガネ掘りをしつつの水遊びが楽しいので早速。。。
ちーさいですが、こんな感じにひっかかってました。これは小さすぎてつかめなかったのでスポイトで吸いました。
川に到着したのが14時少し回った頃。ふと夕暮れの気配を感じて時計を見ると16時半。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。涼しくなってきたし、腰も痛いので撤収です。帰りに瀬音の湯に寄るかどうか迷ったのですが結構混んでいるんですよね。。
帰宅してから測ってみると 2mmくらいでした。
また、寄らせていただきました。
もう、ご存知かもしれませんが、この川の上流には「金堀沢」、や 武田信玄が掘ったとか埋めたとかの伝説がある「穴の谷津」と呼ばれるところがあります。
> テラえもんさん
その地名はそのものズバリですね。全く知りませんでした。
一度行ってみたいなぁ
秋川の砂金の供給源は大変興味深いですね。
三頭山から市道山にかけてはどうも地下の堆積岩中に所々含金石英脈が来ていそうな感じがします。
機会があれば市道山周辺を探索してみたい物です。
> sakasamakun
昨年の夏は丹波川砂金の供給源の話でいろいろとメールさせていただきありがとうございました。さすがにお詳しい、市道山なんて初めて聞きました。
地質図でみると盆堀川で砂金が採れそうな気配はないのですが、実際には出ていて面白いですね。
今年の夏も丹波山へはなんどか行くつもりですので、進展ありましたらご連絡します。