東山 魁夷の「緑響く」のモチーフになり、シャープ AQUOSのTV CMにも使われた、きれいな風景を見られる池が長野県の茅野市にあります。この茅野市、実は結構な頻度で訪れているのですが、このような綺麗な場所があるのは全く知りませんでした。自宅からは大体3時間で到着です。
どの季節でも綺麗らしいのです。が、
- 緑のきれいな早朝
- 朝霧が消える前の時間帯
- 風が無く湖面が波立っていない日
ならば、東山 魁夷の絵のような風景が見られる事を期待しつつ、梅雨明け間近の7月中旬の週末に突発的に訪れてみました。
場所がわかりにくい!
御射鹿池の近くには多数のため池があり、カーナビに場所をセットする時に適当な池を指定したりすると、違う池に着いてしまうかもしれません。カーナビのセットは慎重に。
農業用水の為に作られた溜め池なので、田んぼなどが広がった平らな場所にあるのかと想像していました。が、いざ現地へ向かってみると、かなり坂を登っていきます。本当にいいのかなぁ?と思うほど標高を稼いだあたりでようやく到着しました。
確かに美しい!
以前は御射鹿池近くには、駐車スペースが少なかったそうですが、今回行ってみると大型バスも停められるような大駐車場が整備されていました。
到着したのは、午前5時。7月の午前5時は、空はすっかり明るくなっていて、陽がでるのもあと僅かという雰囲気です。本当はもう少し早く、少し薄暗い時間帯に着きたかったのですがカーナビにセットした場所がずれていて・・・
さて、到着すると既にたくさんの人が大きなカメラを三脚に載せて写真を撮っています。
人が集まるのも納得の美しい風景が広がっています。湖面が鏡のように木々を写しています。
しかーし
上の写真は綺麗な場所だけを切り取った写真映えする風景と表現するのが、もっともぴったりくるというかなんというか。現実は、こんな感じです (笑
雑誌や他WebPageなどでの紹介記事は、綺麗な部分だけクローズアップしている感がありますが、行って良かったと思いますし、満足しています。次は、秋の紅葉の時期に寄ってみたいと考えています。
この辺りは、唐松が本当に綺麗なのです。風があまり吹かない日は、サラサラという唐松の葉が落ちる静かな音を聞きつつハンモックに揺られていたいです。
まだ時間あるし・・・車山へ
御射鹿池への到着は、5時頃。1時間もうろうろしていれば飽きてしまい、次はどこへ?
7月はちょうどニッコウキスゲが綺麗な時期なので、近くの車山へ向かいました。白樺湖から少し走ると草原が広がっています。
この売店近くでコーヒーを飲みつつ、青い空をノンビリと眺めていたのですが、嫁さんが元気だったので車山山頂へ行くことにしました!
車山は、冬季にはスキー場となりますので、リフトで山頂近くまで行く事ができます。普段あまり運動していない方でも気軽に登山気分を楽しめます。
リフトで山頂付近まで行き、「下山」を楽しむというのもおすすめです。
↑霧ヶ峰方面。霧ヶ峰にはグライダーの滑走路があって、この日もグライダーが空を飛んでいました。静かに飛んでいるように見えて、結構風斬り音がするものなのですね。
霧ヶ峰→池のくるみ→塩壺の湯
車山から街へ戻るのに、来た道を戻ってもいいのですが、今回は霧ヶ峰経由で帰ってみました。ぼくが子供の頃には、霧ヶ峰や池のくるみにもスキー場があったのですが、今はそれらも廃業しているようで草原が静かに広がっていました。
長野に来たらやはりお蕎麦です。温泉から出て目の前にあるお蕎麦屋さんで軽く腹ごしらえして帰宅しました。
朝が早かったのもあってか、それぞれの場所でかなりノンビリする事ができました。普段は混むので観光地っぽい所へは近寄らないようにしているのですけれど、たまには観光地巡りもいいなぁと思いました!
都心から日帰りで十分楽しむことができる、諏訪、茅野周辺おすすめです。