一之瀬林道開通前の丹波川、大常木谷、龍喰谷周辺の様子を知りたくて、参考になりそうな文献を探していると、原全教という名前をよく見かける。
原全教は、戦前、戦後の時期に奥秩父を中心に活動した登山家であり、その著書である「奥秩父」と「奥秩父 続」は、当時を知る貴重な資料だそうだ。
が、幾分古い書物という事もあり、なかなか実物を拝むことができなかったのだが、近所の古書店で安めに出ていたのを見つけ購入したのが、「奥秩父研究」。
読んでみると前評判ほどでなく失望していたのだが、よく調べると「奥秩父」、「奥秩父 続」が紀行文となっていて、「奥秩父研究」は、2冊を1冊にまとめたガイドブック的な位置づけという事がわかり、ショック。奥秩父研究だって、そんなに安くないのに・・・
「奥秩父」「奥秩父 続」は売っていたとしても、とても買えるような値段ではないので、国会図書館デジタルライブラリのお世話になる予定。本当は欲しいのだけどネットで検索しても全く出てこないので諦めてます。
書籍データ
書名: 奥秩父研究
著者: 原 全教
出版社: 朋文堂
昭和34年 7月30日発行
目次
甲武 – 甲信堺主脈(雲取から金峯へ)
雲取と日原川
荒川下流の谷
丹波川(多摩川上流)
大洞谷と和名倉山
滝川
入川と中津川
笛吹川の水源
奥千丈の山と峠
甲斐の荒川
金峯山
奥秩父の西辺
両神山
千曲川の川上
神流川の山と谷
相木川と御座山
秩父の峠路
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