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今は20件表示させているのですが、あまり関係のないページが引っかかっている事が多いのだけれど、先日は、青木ヶ原樹海を探検している方のWebPageが引っかかりました。面白そう!
富士山の北西麓に広がる青木ヶ原樹海は、人里近くにあるわりには、奥までは人があまり入っておらず、現代の秘境の中ではアクセスしやすい所にあります。古くは武田の埋蔵金(山梨において、「武田の」は埋蔵金の枕詞です!)から、最近では、オウム真理教まで、埋蔵金の噂が絶えない魅力的な場所です。山梨出身の某大物政治家の資金源が埋蔵金だったという噂も流れてましたね :p
今、樹海が熱い!?
2013年、富士山が世界文化遺産に登録されました。世界遺産といっても富士山だけではなく、その周辺も含めての世界遺産です。明示的には、青木ヶ原樹海は含まれていませんが、中には樹型洞窟も対象となっているので青木ヶ原樹海も似たようなもんです(?)
そういえば、八重野氏が先日のTV番組で訪れていたのも青木ヶ原樹海でしたし、令和は、青木ヶ原樹海が熱いのかもしれません。
などと、書いてきましたが、実は、ぼく、樹海が怖いのです。
初めて青木ヶ原樹海を訪れた時の記憶は覚えていませんが、初めて怖いと思ったのは、大学時代に所属していたケービングサークルで青木ヶ原樹海にある穴へ降りたときのことです。他県にある鍾乳洞を懸垂で降りる等の経験はしていたのですが、なぜかこの樹海の中に突然現れる縦穴を見た時の恐怖は忘れられません。
それは、ケイブダイバーが視界から消えてゆき、ホールに取り残された時に感じた恐怖となぜか似ていました。
完全樹海マニュアル
さて、先のwebpageを読み進めると樹海の中には正体がよくわかっていない石碑や古道、さらには他探索者?あるいは自殺者が捨てたり置き忘れたりした不思議なオブジェがあると書かれています。
そして、それらの探索成果を冊子にしてまとめられたそうです。
これは購入するしかない!と早速、購入してみました。
※ 多分、普通の書店では購入できません。
著者のblogによれば、「同人誌」ということで、普通の書籍ではありません。しかし、しっかりとしたフルカラー印刷された冊子が届きました。
さっそく読んでみると、思っていたよりもずっと真面目な文章で簡潔に富士山と青木ヶ原樹海の歴史、自然がまとめられていて読みやすい。
次に樹海の中にある石碑(おそらく道標)と古道の探索について。あまり知られていない道を探すというのはとても面白そう。ある程度の期間にわたり、道として機能していた場合、路盤の形跡はなかなか消えないものです。今でこそ、自殺の名所というイメージが定着してしまっていますが、昔はそんな事はなかったはず。きっと忘れられてしまった道、石碑、遺構がありはず。それを見つけられたらとても面白そう。
そして最後には、やはりというかなんというか、自殺者とその遺留品、見つけてしまった時の対処法など。樹海を探索していると見つけてしまうものなのですかね。
あっという間に読み終わってしまいますが、面白かった!
できれば埋蔵金について1トピック欲しかったなぁ・・・
書籍データ
書名: 完全樹海マニュアル
著者: 小野俊之
出版社: ???
2008年 8月 17日発行
16ページ
目次
-
- 青木ヶ原樹海の自然と歴史
- 青木ヶ原樹海のいきもの
- 富士山の火山活動と洞窟
- 青木ヶ原樹海の文化
- 自殺の名所として
- 自殺者と遺留品
- 警察への通報と、遺体の情報公開
- 樹海各所データ
コラム
-
- 幻の赤池
- 犬に追いかけられた話
- 磁石はおかしくなるのか?
- GPSは完璧か?
- 石碑の文章と、幻の「根場道」を求めて
- 乾徳道場の老夫婦
- ゴミ拾い
- すごい自殺者
- 危険なテント
- 遺書の文面
このボリュームで、この価格は安いですね。注文してみようかな?
Gakuさん
いつもコメントありがとうございます。
同人誌で16ページしかないので・・・