丹波川その1@2024.06.15(初堀り)

早いもので2024年の半分が過ぎてしまったわけですが、今頃になってようやく今年最初の砂金掘りへ出かけてきました。というのもリモートワークより出社せよという会社側の方針により、毎朝、それなりに早い時間に自宅を出なくてはならず、砂金堀りへ行きたいなーと思っても金曜の夜は疲れて出かける元気が無かったのです。更にこのタイミングで部署異動があって、少し忙しかったというのもあったのです。

6月15日。例年ではすでに梅雨入りしている時期です。しかし、2024年は梅雨入りが遅れています。そんな中、梅雨入り前の最後の週末と天気予報で聞き、重い腰をあげて丹波山村へ出かけてきました。

会社から帰宅するのはいつも大体19時頃(朝早いので)。夕飯を食べてお風呂へ入ると21時頃になってしまいます。21時のニュースを見ながら、どうしようかな、行こうかな?と考えていると天気予報のコーナーで「梅雨入り前最後の週末」で気温高めと言っています。

「梅雨入り前の最後の週末」そそられる言葉ですね。準備して出発することにしました。ゴソゴソと用意をして出発できたのは結局午前1時頃でした 🙂

久しぶりの丹波山村

去年、引っ越をしてから丹波山村へはまだ数回しか行っていません。いまいち道がわかってなくて、ナビは距離優先なのか峠道を通そうとするし、途中で道を通行止めにして工事していて迂回されせられるしで、道の駅丹波山へ到着したのは午前3時半頃でした。うーん。引っ越しで少し近くなったはずなのだけど、今までとあまり所要時間が変わらないというのはどうした事か。

いつものように明るくなるまで道の駅で仮眠をするのですが、この時期の3:30の空は既に夜明けが始ろうとしている雰囲気です。まだ暗いのですけれど、ツバメが盛んに鳴いています。おトイレついでに川の水量をチェックすると増水もしておらず濁ってもいません。水量が多くないので徒渉が必要な場所のチェックから始めようか等と考えながら横になりました。

目が覚めると6:30。登山者など、早い人たちはすでに出発しています。ぼくもゆっくり準備して最初の砂金掘りスポットへ出発!

最初の場所へ

ここは結構好きな場所で冬でも来やすく、今までで一番多く通った場所のひとつだと思います。丹波川は工事や大水で川の様子がガラっと変わることがあります。この場所も昔と違い採れなくなったので久しく来ていなかったのですが、堆積が徐々に流されて基盤岩が少し見えるようになってきました。

あと数年もすればまた採れるようになるかもなーと、2粒(ほぼ粉)摘んで川から上がりました。

一度道の駅へ

10時になると道の駅の売店が開きます。お留守番している妻にいい野菜があれば買ってきて欲しいと言われているので軽くチェックへ向かいます。が、今回はあまり欲しい物がなかったようで、ジャガイモを一袋持ってレジ前へ行くと、おにぎりや炊き込みご飯などのお弁当のような軽いお弁当が売っているのに気づきました。

以前はこういうの無かった気がするのでいいですね。ただ、もう少し軽めのスナックがあると嬉しいかなぁ。お隣にある小菅の道の駅では100 – 300円くらいで買えるお焼き、唐揚げとかあるんですよね。お弁当を買ってしまうと他に手がでなくなるし、お腹は空いてないけどちょっとなんか食べたいなって時につまめる位の物があるとも嬉しいです。

で、朝ご飯がまだだったので、鮎の炊き込みご飯を頂きました。お箸袋がかわいい!

次の堀り場へ

ここ数年の間お世話になっている場所で、人も少なくのんびりできるのもあって丹波川の中でも結構好きな場所です。メガネ掘りが楽しめる、基盤岩まで掘れる場所はすでに掘られているので、恐らく昔に流れてきた砂金が溜まっている堆積を掘っていきます。

基盤岩があればそこに土砂を流してメガネ掘りができるのですが、結構掘っても基盤岩に届かないのです。仕方ないからスルースを設置してせっせと土木作業です。まぁ今回の場所はハズレだったようで細かいのがいくつか。ぼくの使っているスルースは結構長くて取り回しに難があるので、短めのスルースが欲しいです。

ネットを検索すると自作スルースの製作記事などがあって、リッフルの形を工夫したりと楽しそうなのですが、どうも手先が不器用でなかなか・・・ね。背負子に着けられるくらいの長さでシンプルな軽いのが欲しい。というかネコ流しってやった事ないのだけど、ムシロって使い勝手はどうなんだろう?ムシロならくるくる丸められてコンパクトで軽量。誰もいないもっと山奥へ入る時、とっても楽そうで気になっています。

水からあがって休憩していたら「砂金ですか?」と地元の方が話しかけて来てくれました。ここぞとばかりに情報収集を。

なにやら最近は丹波川で砂金堀りをしている方を結構みかけるのだとか。どこいらで?と訪ねると、やはり上流域へ行く方が多いそう。黒川金山もあるし、赤本には三重河原が砂金の集積地と書いてあるし。他には、昔、源太川橋の工事をした時に工事業者が大きな粒を拾ったんだとか、東大生が来て源太川遺跡を掘ったらちゃんといくつか粒が出てきたんだよとか。初めて耳にする話を聞けて良かった。

ほんとうは砂金壺のことやら、信玄屋敷の事なども聞きたかったのですけれど、集落の用事をしてる最中だったようで、軽トラで帰って行ってしまいました。漁協の監視員もやっているそうで、きっとまた川で会える気がします。そうしたら話が聞きたいなぁ。

村営釣り場周辺をチェック

先の村人から(昔の)源太川橋の工事で大粒の砂金が出たと話を聞いて、気になってしまい、のめこい湯へ行く前に少し奥秋周辺を散歩することにしました。

奥秋の集落は道が狭いので、とりあえず村営釣り場に車を止めてぐるっと歩くことにしました。この村営釣り場は2019年の台風19号の時は大変な事になって、釣り場はもちろん貝沢も丹波川も砂礫で埋まってしまいました。

その台風の翌年、 2020年に貝沢を訪れた時に書いた記事が以下になります。

今現在は、そのころの傷跡もすっかりなくなり、イケスでイワナが優雅に泳いでいました。

やまびこ橋を渡り、丹波川左岸を上流へ向かいます。やまびこ橋直下に護岸ブロックが埋められていて隙間を掘るとパラパラと砂金が出てきていたのですが、2019年の台風で全て流されてしまいました。というか、護岸ブロックどころではなく道も含めて削られ消失していました。

その後、道路が作られて護岸ブロックも新しく設置されています。今も上流からの供給があるならば、また隙間で砂金が採れるようになるのかしら。

源太川橋

昔「ヒロシのぼっちキャンプ」に出ていた奥秋のキャンプ場へ渡る橋です。丹波川の右岸にあるこのキャンプ場の奥に源太川遺跡があります。遺跡といっても昔の露頭掘り跡がボコボコと続いている湿って苔むした場所ですが。

この源太川橋の上流あたりで丹波川は大きくカーブしていて、源太川遺跡はそのカーブの内側にあたります。今のように川が掘れる前の時代に堆積した柴金を掘ったのでしょう。

趣味の砂金掘りとしては、水から離れた場所で砂金掘りはあまりする気になれません。水遊びもできませんし、選鉱するのに水辺まで土砂を運ばなくてはなりませんから。せめて5m位まで。少しでも基盤岩が見えればいいのですが、ここもたまに重機で掘り返しているので、メガネ掘りは難しそうです。

清水橋

ぐるっと回って清水橋まで戻ってきました。

清水橋脇の空き地に放置自動車が草におおわれているのを見かけました。こういうのをエモいっていうんでしょうか?よくわからんですが。

ところで、清水橋の欄干にライブカメラが設置されているのはご存知でしょうか。ライブカメラ?ストリーミングではなく、一定時間で画像が切り替わる感じの。なんて呼ぶのだろう?

画像は丹波山村ホームページに載っています(※5分ごとに画像更新と書かれています)太陽光発電 + 蓄電池のシステムかな?川の状態をリモートで見られるので地味ですが、とても嬉しいサービスで、増水時の川の様子をよく見せてもらっています。

清水橋を渡り丹波川右岸を下っていくと、村営釣り場脇に貝沢が合流してきます。この貝沢は芦沢山とサカリ山を水源としています。そして両山共に金がありそうな山です。貝沢は気になる沢なので一度、遡行してみたいなと思っています。

村営釣り場から貝沢沿いに2,3分歩いた辺りに雄滝、雌滝という2段の滝があって遊歩道が付いています。展望台は床板が腐っていたりとチョット怖いですが、展望台よりも滝つぼ近くまで近づいて見上げる方が迫力はあるとおもいます。

久しぶりののめこい湯

砂金を採って散歩をして最後は温泉です。ほんとうに久しぶりです。道の駅から川向こうの温泉へ渡る吊り橋が修理されていたり、道の駅前の川の流れの変化を眺めたりしながら温泉へ入館したのは17時ころでした。

まずは、いつもの天ぷら盛りそばをいただきます。また値上げしたかな?いろいろな食材が値上げされているので仕方ないか。少しおそばの盛りが良くなった気もします 🙂

お蕎麦を食べた後は、閉館ギリギリまで温泉を堪能しました。やっぱり温泉は良いですね。熱めの湯船で暖まったあと、露天のぬるい方に浸かると疲れが溶けていくように感じます。壺湯を楽しんだり、最後は内風呂のぬるい方でアナウンスがある50分までのんびりです。

梅雨前に久々の丹波山村を堪能できました。良い週末でした。

長靴干し

砂金掘りにウェーダーは必須だと思います。ぼくも安めの物を釣具店で購入して使っています。ウェーダーは消耗品だと思っているのですが、(安いものなので)ビニール製、夏は中が蒸れたり、汗が溜まったりします。それまま放置している臭ってくるような気がするので、毎回中を洗っています。

そこで困るのが干し方です。庭の木の枝からぶら下げるにしても逆さまにしないと中が乾かない。そんなときに便利なのがこれ。

以前から使っていて不満はありません。以前は上部の引っかける部分はフックだけだったのが、最近の版では物干し竿を掴むようになっていて使いやすくなりました。

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