丹波川 その19

龍喰谷の精錬場尾根から降りてくると、山の上の方が真っ黒になり上流では雨が降っていそうです。車を止めた場所へ戻るには、一之瀬川を渡渉しなくてはなりません。来る時の渡渉では、おパンツまで濡れました。本当は、滝の音を聞きながら水辺でのんびりしたかったのですが、もしもこれ以上増水すると、おパンツまで濡れるとかそういうレベルではなく、流される危険がでてきますので、急いで一之瀬川を渡渉して車まで戻りました。

どこを掘ろうか?

急いで車まで戻ってきたものの時刻は13:30。まだまだ陽は高く、温泉に入るにはまだ早すぎます。途中で砂金掘りをしながら「のめこい湯」へ向かうことにしました。

三条新橋付近は、何度か挑戦したけれど、まったく出なかったのでどうも川へ降りる気になれず通過(なぜかタクシーが橋への細い道を降りていくのを見かけました・・・行き止まりのハズですが)

次に、以前から掘りたいと思っているポットホールをチェックしました。すると、増水の影響で見事に水面下に隠れていました。穴には堆積がたまっているので、できれば水面から顔をだしている時に掘りたいということで、通過。

その次は、以前お会いした元気な大学生が、近年、丹波川で採れる砂金の供給源となっているのではないか?と言っていた沢へ降りる場所が近づいてきます。行こうかな?と車を停めたものの、登山靴が壊れていた事を思い出し、ここもパス。

ナメトロ

次はナメトロが近づいてきました。

丹波山村の景勝地紹介に、必ずといってよいほど「ナメトロ」の名前があがっています。が、場所を知っている人は少ないのではないでしょうか。名前の由来はまんまですが、川底が岩盤になっていて、その上を流れが緩やかに流れるから。また、なぜ景勝地なのかというと、ここは紅葉がとても綺麗なスポットなのです。

あまり知られていない理由もなんとなくわかっていて、それは近くに車を停める場所がないのです。少し離れた所に停めて歩く形になりますが、歩道はありませんし、丁度カーブになっていて案外危険です。

よく見ると看板は立っていますし、その看板の奥には展望デッキもあるのですが、階段は草に覆われていて、きれいな格好をした人が行くには少しためらわれるかもしれません。

実はここで砂金採取を試した事がないのです。理由は簡単で、川まで降りられないから。少し上流へ行けば、釣り人が使う降り口がありますが、そこもかなり急な斜面になっていて装備なしに降りるのは少し怖いです。釣り人はなんであんなところをひょいひょい降りられるのでしょう?チェーンスパイクみたいな物をつけているのかしら。

というわけで、ナメトロを通過しました。

あとは・・・

ナメトロを通過すると「のめこい湯」まであと僅かです。ここから下流にある場所というと・・・

  • いつもの場所(寄せ場)
    前回来たときに、ほとんど拾ってしまっていて新しい供給が無い限りあまり期待できそうにないのです。もう鉄くずの形も覚えてしまった(笑)
  • 奥秋
    舟越金山遺跡、不動滝遺跡、源太川遺跡と金山遺跡が近いし、奥秋付近は絶対に砂金が採れるはず!そう思って、2,3度挑戦しましたがいい盤がなくていつもボウズでした。川では盤が突然現れる事もあるので、川を歩いてチェックするのもいいかなぁ?
  • 村営マス釣り場近辺
    過去にマス釣り場近辺で、割と厚みのある砂金を採ったことがあります。が!時期が悪い。この時期(夏休み真っ只中)は、家族連れやリア充の方々がマス釣りをしたり、BBQをしていて、砂金採りの格好をして歩くのは恥ずかしい。この場所は、堆積を掘ってパンニングしての繰り返しとなるので、メガネ掘りが辛くなる晩秋にとっておこうかな。
  • 道の駅周辺
    村営マス釣り場同様に、人の目が気になり過ぎて・・・カーブの内側に盤があって、そこには砂金が引っかかっていそうなのですが。柴金じゃないけど、水面から出ている乾いた盤で砂金を採る経験が不足していてああいう場所は苦手です。草根引きすればいいのかもしれないけど、うーーーん。水遊びしたい。
  • 保之瀬
    道の駅から川に沿って下ると、毎回、保之瀬集落直前の深い淵を越えられずに追い返されるんです。沢の格好をして行けば泳いでクリアできると思いますが、保之瀬集落へは、411号線から降りる道があるので、そっち方面から行ってみるのもいいなぁ。

結局

所々で寄り道をしつつ411号線を下ってきたら案外時間が経っていて、結局いつもの場所で堀残しを少し回収して「のめこい湯」へ向かいました。

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