[書籍] 地底の科学

地下という言葉からイメージする対象は、人それぞれだろうと思う。”一般的に”という言葉でまとめるのは難しいが、都市部で生活をしていて、地下を感じるのは地下鉄に乗る時、地下通路を移動している時くらいではないだろうか。 この本では、地下という調べにくい対象をどのように観察するか?という難問について解説している。目次をみると分かるように身近な地下1mレベルから地質的な100km, 1000kmレベルの地下をどのように調査 … “[書籍] 地底の科学” の続きを読む

[書籍] 雲取山に生きる

東京都最高峰である、雲取山。標高は今年の暦と同じ2017m。そんなわけで、登山ブームもあり今年はずいぶんといろいろな場所で宣伝していたようです。 ぼくは高校生の頃に一度登った事があります。今から・・・20年以上前になりますか。まだ若かったこともあり、その頃は基本的にテントを背負い歩いていましたから、本書に出てくる雲取山荘には泊まりませんでした。 あの頃泊まっておけば、きっと本書を興味深く読む事ができたのになぁと少し残念。著者の新井信太郎 … “[書籍] 雲取山に生きる” の続きを読む

[書籍] 山岳遭難の教訓

近年の登山ブームで登山人口が増えていて、それに伴い遭難事故も増加しているそうです。ぼくは金山跡などを探して単独で山へ入る事もあり、遭難事故のニュースや報告書などは興味深く読み、自分も同じ轍を踏まぬよう気をつけているつもりです。 そんなわけで、たまにこのジャンルの本を読んだりする事もあります。 この本は、夏の高体温疾患から低体温症、雷に雪崩、道迷いからの幻覚まで、遭難事故を幅広く扱っていて、発生頻度の高い遭難事故がどのようなものなのかとい … “[書籍] 山岳遭難の教訓” の続きを読む

近世鉱山をささえた人びと (日本史リブレット)

鉱山と鉱山師 以前はまったく興味がありませんでしたが、砂金採取を始めてから古い(金)鉱山について興味を持つようになりました。最初は、この川の上流に金山があったのかどうか?程度でした。というのは、上流に金山がある場合は下流で砂金が採れる事が多くとてもわかりやすい指針となるからなのでした。 それがいろいろと調べているうちに鉱山師の集団は普通の領民とは異なり、ある種の閉鎖的な社会を作っていて独自のルールに従い生きていた。また、その領主もある程 … “近世鉱山をささえた人びと (日本史リブレット)” の続きを読む

[書籍紹介] ドキュメント 超新星爆発 – 400年目の大事件 –

数学など当てはまらない分野もあるかとは思いますが、一般的に理系一般啓蒙書の古本を購入するのはあまりいいアイディアとは言えないと思います。 この本が分類されるであろう「(一般向けの)天文学や物理学」の場合では、新しい実験や観測の結果から今まで理論上の存在と考えられていた物体、現象の実在が確かめられたり、逆に否定されたりする事が頻繁に起こるからです。 一般的に、本は新しい事柄を知りたくて読むと思います。古い内容を最新科学と誤解して覚えると遠 … “[書籍紹介] ドキュメント 超新星爆発 – 400年目の大事件 –” の続きを読む

大菩薩連嶺 岩科小一郞

うちの近所にある古本屋では、毎月1日~10日までの期間、割引セールを行っています。なので、月初めには何かないかな?とお店をのぞきに行くことにしています。BOOKOFFのような今風な古書店ではなく、昔からの古書店という店構えのお店で(実際、ぼくが小学生の頃からある!)店内には未整理の古本が積まれ古書特有の少しかび臭いような匂いが漂うお店です。 なのにというのも変ですが、この古本屋さんからは書籍愛が感じられないのです。不思議なのですが。BO … “大菩薩連嶺 岩科小一郞” の続きを読む

山はどうしてできるのか

先日、ブルーバックス・シリーズが2000タイトルを突破したという記事(その1・その2)を読みました。過去に何冊も読みましたが2000タイトルもあるとは驚きです。おめでとうございます。 ブルーバックス・シリーズ ブルーバックス・シリーズは1963年に創刊されて以来、50年以上読み継がれている科学レーベルであり、一般向けのわかりやすい科学解説シリーズとしてスタートしたそうだ。 かくいうぼくも中学生時代にはブルーバックス・シリーズにはお世話に … “山はどうしてできるのか” の続きを読む

奥秩父研究 原全教

一之瀬林道開通前の丹波川、大常木谷、龍喰谷周辺の様子を知りたくて、参考になりそうな文献を探していると、原全教という名前をよく見かける。 原全教は、戦前、戦後の時期に奥秩父を中心に活動した登山家であり、その著書である「奥秩父」と「奥秩父 続」は、当時を知る貴重な資料だそうだ。 が、幾分古い書物という事もあり、なかなか実物を拝むことができなかったのだが、近所の古書店で安めに出ていたのを見つけ購入したのが、「奥秩父研究」。 読んでみると前評判 … “奥秩父研究 原全教” の続きを読む

大人のやりなおし 中学地学

地質について学び直したい。いやいや違う、ちゃんと学んでいないので、基礎から学びたい。と思い、この本を手に取ってみた。 ちなみにぼくが中学生の頃、地学の授業はあったのかもしれないが、きちんと勉強をした記憶はほぼ無いに等しく、高校受験で地学は使わなかった。高校になり地学を履修したかったが、化学と物理の授業しか無かった。大学の学部時代は、助教授が趣味で開いていた地学同好会に出入りしていたが、先輩(女性)の卒業と同時に同好会を閉じられてしまった … “大人のやりなおし 中学地学” の続きを読む

富士霊異記

以前紹介した、信玄の黄金遺跡と埋蔵金や伝説と怪談シリーズ 全4集を書いた泉昌彦氏の著書である本書は、富士山に絞ったテーマで構成されている。以前、泉 昌彦氏の著書を買い漁っていた時期があり(買い漁るというほど出版されていないが)、その時に手に入れた一冊である。 雑多なトピックを52編に渡り集めている。氏の他の著書と異なり、出版当時の日本で流行していた70年代オカルトブームの影響が色濃く反映されているところが興味深い。 ぼくは、70年代生ま … “富士霊異記” の続きを読む